HOKA ONEONE TEN NINE HIKE GTX 【赤城山試着レポート】
HOKA ONEONE 【TEN NINE HIKE GTX】
11月6日発売!
群馬県にある赤城山で試着してきましたので、レポートします!
今回は快晴。
前回に行った日光白根山では山頂ガスに覆われた上、
急な雨に降られ、
山頂絶景を満喫できませんでしたが、
どうやら今回はその心配はなさそう。
紅葉が期待できます。これ大事。
その時期、最も旬の登山をしたくて、
10月末から11月上旬の赤城山であれば
山腹の紅葉を楽しめると踏んでいました。
そして火口湖が発達しており、山だけではなく
水辺の雰囲気も同時に楽しむことができます。
ミニ尾瀬と呼ばれる覚満淵や、
赤城神社のある大沼、
少し離れた場所にある風光明媚な小沼と、
あれもこれもと言わんばかりに楽しめるスポットが
ギュッと集約されています。
赤城山は関東から東京からとてもアプローチしやすいのもポイント。
公共交通機関もバス便が多いし、
マイカーでも広々とした駐車場が複数あるので、
様々な計画に対応できちゃうんですね!
昭島のアウトドアヴィレッジを起点にすると2時間ほどで着きます。
ちなみにこの赤城山、
『あかぎさん』と呼ぶのが一般的なのですが、
地元の群馬県の人は『あかぎやま』と呼ぶそう。
行程の詳細は
【赤城山】トレッキングレポート&パタゴニアミドルレイヤーの話
と、
魅力が溢れすぎた【 赤城山 】レポート & 乾燥の味方【 YODELL】使用レビュー!
のレポートをご参照ください!
さて到着。
ドライビングシューズにしているTEVAのEMBER MOC から
【TEN NINE HIKE GTX】に履き替え。
POINT① 独創性抜群のルックス。
まず異様にヒール部分が突き出たアウトソールに驚かされました。
なんじゃこれは。
パウダーボードのテールとか、スノーシューのエンド部分とか、そんな印象。
見た目は今までのどんな靴にもないパンチがあります。
モロッカンブルー / サフランというカラーリングもかっこいい。
きっと、このシューズにしか似合わない色です。
つま先を保護するラバーのプロテクションや、
脱ぎ履きに欠かせないかかとのプルタブ。
アッパーのテキスタイルはリップストップで、
タフに使える耐久性も感じさせます。
奇抜を極めつつ、きちんと機能性のあるパーツがあしらわれ、
もう期待度はMAX。
POINT② ホバークラフトと謳う比類なきクッション性。
履くと、えも言われぬ不思議な浮遊感とともに、
視点が5センチほど上がります。
そして地面から受ける自らの加重を分散、吸収してくれているのが
はっきりわかります。
これはすごい。
恐る恐るゆっくり踏み出すと、普通に歩ける。
アスファルト舗装でもアウトソールが路面とケンカせずに吸い付く感じです。
ソールの厚みとクッション性は、平地でもマイナスに
作用することなく地面の蹴り出しも心地よいです。
登山道はデイサイトのゴロゴロとした岩が目立ち、傾斜もそこそこ。
とりあえず何も考えずに登っていきますが、少々雑に足を置いても、
あらゆる突起を吸収してくれる感覚があります。
張り巡らされた木の根。
大きな岩に隠れた細かい石。
雨で土が流されたボコボコの路面。
これらの細かいギャップを気にせずにグイグイ登って行けます!
それでいて、着地面積が広いので、素晴らしい安定感。
少々姿勢が崩れても、踏ん張りがききます。
かと言って、大味な履き心地かと言うとそんなこともなく、
地面の霜や枯れ葉を踏んだ時の
繊細な土のシャリシャリ感もきちんと足裏に伝わってきます。
さらに、細かいステップも苦手ではなく、スラブっぽいような
一見滑らか見える岩でも、フリクションの
効きそうなポイントをきちんと狙って足を置けます。
高低差のある岩のステップに足を丁寧に置きたい場面にも
問題なく使えると感じました。
重量504gという数字面だけで見ても優秀な軽さですが、
ハイカットのホールド力も抜群で、
ついついペースアップしたくなってしまいます。
眼下になみなみと水を蓄えた大沼が小さくなるのを
感じながら登っていくのですが、
一歩上がる毎に風景が変わり、
高度が上がっていくのを実感できます。
やがて、黒檜山という赤城山の中の最高峰に到着。
山頂付近の短い稜線には、
日当たり悪くかなりぬかるんだセクションもありました。
POINT③ あらゆる路面に食いつくグリップ力。
普段だったらなんとかドライな場所を選んで進みますが、
テストなのでど真ん中からぬかるみに進入。
これまたすごい、、!
着地しても足が沈む感覚はあまりなく、
固く締まった砂地を歩いてるような感覚でした。
まさにホバークラフト。
厚いソールとGORE-TEXのアッパーに守られて、
ぬかるみを必要以上に意識する必要がありません。
蹴り出してもスリップの心配があまりなく、
かなり気持ちよく歩けました。
下りのセクションは、登りよりもグリップ力が重要になってきますが、
狙ったところピタッとストップさせることが出来ます。
また、突き出たヒールが段差に引っかかるようなことはなく、
そのあたりは通常のハイキングシューズと同等の感覚で
難なく降りていけることに驚きました。
メガグリップコンパウンドと、Vibram RLitebaseの
組み合わせの相性は非常に良く、クッション性があるので
ペースを上げて降りたい場面や、ハイステップの下りなんかは
靴のグリップ力とクッション性に任せて
『えいやっ』と一気に降りられるイメージです。
階段の区間も同様、厚みのあるソールや突き出たヒールが
邪魔することなく小気味よく昇り降りできました。
ちなみにこの日の行程は約5時間。
休憩時間除くと3時間半ほどの歩行時間でした。
慣れないシューズだと変に力が入ったりするものですが、
疲労感は特になくフィニッシュ。
シューズを脱いだ時に、地面硬い!って思いました。
急に日常に引き戻された感じです。
一日履いて感じるのは、トレッキングはやはりシューズが
その一日の成否に大きく関わってくるということ。
登山に便利なデバイスは多種多様ありますが、
まずは足元のシューズが大事だということです。
山中では変えることのできないシューズのスペックが低かったり、
またはその人に合っていないと、
登った山自体の印象も悪くなってしまいます。
最後にこのシューズを選ぶメリットとデメリットを書いておきます。
このシューズを選ぶメリット
①ホバークラフトと称される極上のクッション性が体験できます!
②今までにない先進的で革新的なハイスペックブーツが手に入ります!
③人とは被らない唯一無二な【TEN NINE HIKE GTX】のデザインを
スタイリングに取り入れられます!
④ファストパッキング、スピードハイクなど早さ重視の方は
楽にスピードアップできます!
このシューズを選ぶデメリット
①ルックスにパンチが効いているので、
人によっては手持ちの服に合わないかも?
②極厚ソールがゆえ、自転車やバイクに乗る人は
ペダリングがしにくいかも?
以上です。
あえてデメリットも挙げましたが、正直、メリットの方が
もう何倍も何十倍も上回っているのは間違いありません。
既存のシューズに食指動かない方は、ぜひトライしてみてくださいね!
【限定店舗展開】
[HOKA ONE ONE] TEN NINE HIKE GTX
【 展開店舗 】
SORA online store
SORAサッポロファクトリー店
SORA堀江店
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